桓武平氏の系譜
1.高望王の東国下向~桓武平氏の成立
桓武平氏は、桓武天皇の曾孫にあたる高望王が臣籍に下り、平姓を賜って上総介として東国に下向したことに始 まる。
2.貞盛による平将門追討~坂東平氏の覇権確立
平高望の孫・貞盛は下野国の押領使・藤原秀郷とともに従兄弟の将門の謀反を平らげ、関東に覇権を確立する。 “平将軍”と呼ばれた貞盛の武勇潭。
3.伊勢平氏の“祖”維衡
貞盛の子・維衡は伊勢国に勢力を持ち、その子孫は“伊勢平氏”と呼ばれた。平家と伊勢とのつながりについて 検証する。
4.正盛の登場~平氏全盛期の幕開け
清盛の祖父に当たる正盛は、白河院に奉仕することで院の側近としてのし上がっていく。清盛を頂点とする平氏 の栄華はここから始まった。
5.忠盛から清盛へ
忠盛は大国の受領を歴任し巨万の富を得、また海賊追討を通じて西海での覇権を握った。武士として初めて内昇 殿を許された忠盛の足跡をたどる。